昭和30年代中頃からゴルフ練習場が巷にでき始め
「うちっぱなし」の呼び名で親しまれ始めます。
当時はゴルファーは一握りの限られた人で、ボール
の飛び出しを左程心配することもなく.
人が出入りしない程度の柵がなされていました.
時代が進むにつれ、ゴルファーが増え「うちっぱなし場」
が増えると河川敷や広い敷地ではない,むしろ住宅地の
傍などにでき始めました。
鉄骨を組み上げた様々な形状の鉄塔が30mもの高さで
何本も立ち上がりボールの飛び出しもそれなりに心配あ
りませんでした。
しかし,その後も急速にゴルファーが増え、それに呼応し
たかのように各スポーツメーカーがよく飛ぶボール・よく
飛ばすクラブを販売し、ひとも体格体力がUPしの組立
鉄塔の高さを軽く超えていきました。
道具(ボール。クラブ)と柱高さの戦いの始まりです。
鉄塔に変わりコンクリートを柱に用いて一時代を築
いたPC柱(コンクリート柱)もツーピースボール・メタ
ルドライバー カーボン・チタンと素材が開発される
につれ柱の高さは追いつかず、ついに高さ45mを
最期は役に立たずに
コンクリート柱は
表舞台から消えてゆきます。
平成より
耐候性鋼材鋼管柱が登場してきます。
1) 各施設にあわせて オーダーメードになる。
距離や高さ 地域の気候を考慮し 鋼材の
厚さや組み合わせで 強度を作り出せるの
で基本的に施設毎に設計する。
2) 1)に関連するが、柱と柱の間隔は鋼管の
設計強度を調整する事で変えられ、結果的
に工事費・工期の削減も可能
3) 耐候性鋼材を使用すると将来塗装メンテナ
ンスが必要無くなります。
鋼材は塗装していても錆が発生し、経年変
化で穴があき、水が入れば鋼管柱・鉄塔は
強度はガタおち塗装費用も莫大な金額に
なります。